納骨堂への「侵入者-泥棒」

以前、建造物侵入(納骨堂)の疑いで男が緊急逮捕されたとの報道があった。

納骨堂へ侵入し「供え物やさい銭を盗もうとした」と供述しているようだ。

このような事件は全国でよくあるようだ。

特に墓地などは屋外であるから盗みやすい。

誰かが盗飲した空の酒瓶が並んでいるのを目にすることがある。

また、最近はカラスや害獣が食い荒らす事もあり、管理規程でお参りが終わると供物を持ち帰るように定めている墓地も多い。

余談だが、隣(近く)のお墓のキレイなお花を盗み、先祖のお墓へ生けてお参りをする輩もいる!

さて、今回のような納骨堂に関して常々危惧していることがある。

多くの納骨堂は施錠されておらず、日中であれば誰でも参拝できる所が多い!

個別の納骨壇に鍵がかかっている場合はあるが、出入り口は解放されている。

利用者にとっては便利だし、管理者(寺院)にとっても楽だ!

しかし、今回の事件のように「窃盗目的」の者もいる。

単に金品や供物(食べ物)を取るだけならまだしも、ご遺骨を盗まれる可能性もある!

先日、納骨堂の見学と言いながら、実際は別の目的(相続関係の訴訟など)でご遺骨を探している人もいる。

当寺院の納骨堂は、行政の指導の下、常に施錠をしている。

便利さよりも安全を優先すべきだと思う。

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