墓じまい

近年、県内外より、多くの
ご相談が寄せられています。

墓じまい / 改葬

「墓じまい」とは?
 墓地を更地にして管理者「自治体 / 寺院」へ返還する事です。

「改葬」とは?
 お墓に埋蔵されているご遺骨を、他の納骨施設へ移動する事「ご遺骨のお引越し」です。
 ■「改葬=お引越し」には、現在の墓地の自治体の「改葬許可」が必要です。


どうされるかは、
祭祀主宰者(継承者)が
決める事ですが…

祭祀主宰者(承継者)とは?

「祭祀主宰者」とは、代々受け継がれている「祭祀財産」を承継、管理し、祖先のお墓を維持したり、定期的に法要を開催したりする役割を担います。
 ※「相続財産」と「祭祀財産」は別です。

■ 前の祭祀主宰者の指定(遺言や口頭)で決まります。
 しかし、それが無ければで親族による協議が必要です。
 ※ 親族以外の場合もあります。

祭祀財産は➀系譜・➁祭具・➂墳墓の3種類に分類される。

①系譜
先祖代々の血縁関係を記載した図表
(例)家系図

②祭具
祖先の祭祀に用いられる器具
(例)位牌、仏像、仏壇、神棚

③墳墓
遺体や遺骨の埋葬等に用いる土地やその利用権、物品など
(例)墓地、墓碑

ご遺骨の帰属

◆ ご遺骨は、慣習に従い祭祀主宰者に帰属します。
(最高裁判決:平成元年7月18日)

 ■ 墓じまい、仏壇じまい、修繕、移転、処分などをできるのは祭祀主宰者だけです。

墓じまい「改葬」は祭祀主宰者の判断で可能ですが、ご親族へ相談し理解を得る事をおススメします。


メリット
  • 今後、子世代への承継の不安の解消。
  • 草ぬきなど維持管理の労の解消。
  • お引越しでお参りがしやすくなる。
デメリット
  • 親戚の理解が得られない事も。
  • 先祖に対する罪悪感。

「大善寺納骨堂」へのお引越し
「改葬」を例にご説明します。

1. 墓地の所在地にて

◆ 墓地の管理者に相談
 ■「公営、宗教法人、個人」など墓地には様々な形態があります。
  寺院墓地の場合、離檀料などでトラブルになる場合があるようです。
 ※早めに管理者へ相談しましょう
 ※管理者不在の場合があり

◆ 墓石の撤去処分費用を確認
 ■ 処分費用は業者により様々です。悪徳な業者に注意しましょう!
 ※墓地指定の業者がある場合あり
 ※ご希望があれば石材店をご紹介

◆ 所在地の改葬許可
 ■ 墓地所在地の市町村で「改葬許可」を取得ましょう。
 ※手続きに2週間ほど
 ※代行業者へ依頼する方もおられますが、さほど複雑ではありませんので、ご自身でされることをお進め致します。

2. 墓地にて

◆ 閉眼「墓じまい」法要を執り行います。

◆ お墓の中のご遺骨を取り出し、お寺で預かります。
 ■ 一時預かりは「納骨堂経営許可」を取得した宗教法人でなければできません。
 ※石材店などの一時預かりは違法です!

◆ 石材店により、墓石を撤去処分します。

墓じまいの工程

注意!
 どこまでを撤去(原状回復)するのか?
 「巻き石(縁石)」はどうするのか?
  管理者へ確認しましょう!

3. 大善寺納骨堂にて

■ ご遺骨を乾燥し新しい骨壺へ移し替えます。

■ ご希望の納骨壇へ収蔵し、読経をいたします。

大善寺納骨堂の納骨壇一覧

「大善寺納骨堂」へのお引越し
「改葬」を例にご説明します。

大善寺へ

■ 閉眼法要 ・・・ 布施(2万円~)
■ 納骨料(改葬) ・・・ 1体 10万円
 年間管理費  ・・・ 5,000円~
 ※5種類の区画をご用意
■ 遺骨の乾燥、移し替え ・・・ 1体1万円
■ 骨壷代 ・・・ 実費(1,500円~○○万円)
■ 納骨堂での読経 ・・・ 布施(2万円~)

石材店へ

■ 墓石の処分費用 ・・・ 10万円ほど~
 ※立地、処分方法、業者次第です

慌てず慎重に!

■「墓じまい」や「仏壇じまい」は、あわてず慎重に!
■ 法外な金額を請求をされる場合があります。
 数社で見積もりを取りましょう。
■ ご希望があれば、信頼できる石材店をご紹介いたします。

大切なご家族のご遺骨です。手間暇を惜しまず比較検討し合法な施設を選びましょう!
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