2世信者「家の宗教」

旧統一教会の2世信者の問題を通して思ったことがある。
親の信仰を子が受け継ぐ。
その信仰は自発的なものなのか?
強制? 押し付け? 刷り込み?
信仰を受け継ぐかどうかは個人の自由だ。
さて、仏教はどうだろう?
檀家(門徒)「家の宗教」という考えがある。
檀家は、国が国民を管理するため、強制的に寺院へ所属させた制度のなごりだ。
我々の宗門「東本願寺」では、門徒戸数は 130万戸ほど。
信者数は 735万人ほどだ!
1戸当たり平均5.7人?昭和?
この信者数は、祖父母・父母・子の3世帯が同居し、皆が信者(門徒)だという計算のようだ。
「家の宗教」そのものだ。
だか、735万人の門徒の大多数は、自分が門徒だという認識はないだろう。
個人の意に反して、勝手に信者扱いされている方もいる。
我々坊主は、よく法義相続という言葉を使う。
念仏の教えを後世に引き継ぐことだ。
信仰を受け継ぐかどうかは「個人の自由」だ。